ヤクルト村上宗隆内野手(22)は、CS初戦の第1打席は四球だった。1回2死一塁で迎え、阪神西勇の初球から2球連続ボールを見極めた。3球目、内角を空振りすると4球目も同じコースへのスライダーをファウル。5球目のボールを見送り、フルカウントとすると2球ファウルで粘り、最後は8球目を見送って四球を選んだ。

一、二塁とすると、5番オスナが先制3ランを放った。西勇のシュートをとらえ、左翼席へ運んだ。来日2年目の今季、20本塁打のオスナは「短期決戦で先に先制してチームに勢いをつけたかった。1発で仕留めることができた」と納得の表情を見せた。

昨季までの村上のポストシーズン通算成績は、9試合、32打数7安打、2本塁打、4打点、打率2割1分9厘。2本塁打は、いずれも昨年の日本シリーズで放ったもので、CSでの本塁打はまだ0本。

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