優勝に望みをつないだ。東洋大は小口仁太郎主将(4年=智弁学園)が、先制打を含む3安打1打点の活躍で勝利に導いた。

小口は先制打の場面を「長打は捨てて単打で。詰まってもOKやと思って打席に入りました」と振り返った。

負ければV逸の一戦だった。0-0の1回1死二塁、4番の小口は直球を中前へはじき返し、先制。そのまま主導権を握った。9月29日の第2戦で2-8と敗戦を喫した相手へのリベンジとなった。「負けたら優勝がない。この前はああいう負け方をしていたので、『絶対やり返したろう』という気持ちで臨みました」と、気合がバットに乗り移った。

22日から始まる首位専大との最終節。現時点で専大は8勝1敗の勝ち点4。2位の東洋大は6勝3敗の勝ち点3。東都リーグは勝ち点が並んだ際は勝率で順位が決まるため、逆転優勝には、1敗もせず優勝決定戦に持ち込むしかない。

小口は「もう、やるしかないので。帰って専修のことだけ考えます」と次を見据えた。