ロッテから1位指名を受けた専大・菊地吏玖投手(4年=札幌大谷)が力投したが、延長タイブレークの末に敗れた。勝てば優勝が決まる一戦だったが、黒星を喫した。

初回はマウンドに合わず、2安打に四球がからんで2失点。2回からは「しっかり(軸足で)立つことを意識した」と修正。10回1/3を6安打5失点、153球の熱投だった。

ピンチで気迫の投球を見せ、何度もほえた。「最初マウンドに合わず、強い球が投げられなかった。(優勝へ)有利な状況だったが、自分のせいで負けた」と反省。

視察に訪れたロッテ榎スカウト部長は「ピンチでギアを上げて空振り三振がとれる強さは魅力。先発もリリーフもできるタイプ」と評価した。