オリックスは今シリーズ初勝利で1勝2敗1分けとした。お立ち台には先制の決勝打の杉本裕太郎外野手(31)と勝利投手の宇田川優希投手(23)、宇田川の後を受けて2回無失点の山崎颯一郎投手(24)が喜びの声をファンに届けた。

杉本は3回の先制打を振り返って、「このシリーズずっとやられてたので、何とかやり返したいという気持ちで打席に入りました」。打席での狙いを問われると、「それはちょっと、日本シリーズ終わるまで秘密にしておきます」と話し、スタンドの笑いを誘った。

宇田川は1回2/3を4奪三振無失点で勝利投手に。5回1死三塁の場面でマウンドに上がった時は、「何も考えてないです」と回答。球場は再び笑いが起こった。勝利投手となって「うれしいです!」と声を張り上げた。

山崎颯は7回から3番手で登板し、山田、村上、オスナのクリーンアップを抑えるなど、2回を完全投球。「宇田川が良い投球をしたので、自分も負けない投球をしようと思って上がりました。変化球は全然あかんかった。真っすぐは力いっぱいなげようと思っていきました」と話した。左飛に抑えた村上との対決は「変化球とか結構見切られてたので、真っすぐしかないと思って投げました」と振り返った。