ロッテ吉井理人監督(57)が、若きYY砲に大きな期待を掛けている。就任会見、ドラフト会議を終え、現在は再び宮崎でのフェニックスリーグに同行中。ZOZOマリンで練習を積む安田尚憲内野手(23)、山口航輝外野手(22)について「長打を狙ってほしいです。そういうタイプなので」と求めた。

高卒5年目の安田は9本、同4年目の山口は16本と、今季はそれぞれ本塁打数でキャリアハイをマークした。ともに後半戦に1発が増えたこともあり、フルシーズンでの安定感はなかった。真価が試される来季へ、吉井監督は「コーチと相談しなきゃいけないんですけど」と前置きしつつ「単打や四球とか狙うんじゃなくて、彼らは自分の有利なカウントの時は本塁打を狙ってほしい」と望んだ。

実際、秋季練習では福浦ヘッドコーチらの指導の下、他の選手とともに強く振り抜くことを徹底され、連日のロングティーなどで力を磨いている。特に山口は今季は1試合3発も記録するなど、安定した力を出して中軸に定着できれば、得点力不足に悩んだチームにとっても大きい。吉井監督も「(ZOZOマリンは)そんな飛ばさなくていいので。30本といわず、50本でも打ってくれたら」と大ブレークを願っていた。【金子真仁】

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