オリックスが3連勝で26年ぶりの日本一に王手をかけた。「SMBC日本シリーズ2022」の第6戦。6回に杉本裕太郎外野手(31)がヤクルト小川から先制適時打を放ち、これが決勝打となった。阪神の岡田新監督がオリックス監督時代に優勝の代わりに用いたフレーズ「アレ」が再注目される中、杉本は円陣の声出しで拝借していた。これで3勝2敗1分け。第7戦で一気にアレを決める。

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▼オリックスは5投手のリレーで1安打完封勝ち。シリーズで被安打1本以下の勝利は、山井-岩瀬で完全試合を達成した07年<5>戦中日、石井一-河端で1安打の01年<1>戦ヤクルト、ムーア、モイネロ、森で1安打の20年<3>戦ソフトバンクに次いで4度目。初回先頭打者の1安打だけはシリーズ史上初めてだ。シリーズの完封リレーは09年<6>戦巨人の6人が最多で、5人以上は12年<4>戦日本ハム以来6度目。オリックスの5投手完封リレーは初めてになる。なお、勝利投手は先発の山崎福で、オリックスの先発投手が白星を挙げたのは96年<3>戦野田以来、26年ぶり。