ヤクルト村上が激動のシーズンに幕を閉じた。

5点を追う8回1死一、二塁、オリックス山崎颯の直球をとらえ、右前適時打で4試合ぶりの打点をマーク。「後ろにつなぐことだけです」と“村神様”の一打が呼び水となり、直後にオスナの3ランで1点差と迫る猛反撃を見せた。しかし、あと1点が届かないまま涙をのんだ。ベンチではオリックスの胴上げを見届けた。

昨年と同じオリックスとの決戦となり、リベンジを期す相手に「チャレンジャーとして戦っていければ」と臨んだ。本拠地・神宮での第1戦では右中間へ1号ソロ。しかし敵地に乗り込み、第4戦以降は3試合連続無安打と沈黙していた。

最年少3冠王と日本選手最多記録を更新する56本塁打の村上は、ツイッター上で多くの声援を受け「SMBCみんなの声援賞」を受賞。まさかの選出に表彰式では、苦笑いで頭を抱え球場を沸かせた。「多くの方々にたくさん期待されたにもかかわらず、期待に応えられなかったです。さらに努力していきたいと思います」と、この悔しさを糧にする。

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