オリックス吉田正尚外野手(29)がポスティングシステムを利用したメジャー移籍の可能性を探って、近日中に球団と話し合うことが30日、分かった。

日本一達成後に「常に高いところでやりたいのは変わらない。MLBは全世界のトップが集まっている。どんなものか肌で感じてみたい。契約上の問題もあるし、これから球団と話し合うと思う」と明かした。

メジャーは幼少期からのあこがれ。小学校の卒業文集にも「将来の夢は大リーガー」と書いていた。

替えのきかない選手だけに、球団側が容認するかは不透明。吉田正はオリックスに強い愛着があり、移籍ありきではないが、現状の思いをストレートに伝えるとみられる。

昨年まで2年連続の首位打者。21年東京五輪でも全試合3番で出場し、金メダル獲得に大きく貢献した。今季は、選手会長としてリーグ2連覇を導いた。打率3割3分5厘、21本塁打、88打点。CSファイナルMVP、日本シリーズ第5戦のサヨナラ本塁打など、勝負強い打撃は突出していた。名実ともに日本最高打者の1人となったスラッガーの今後が注目される。

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