オリックスからドラフト4位指名された東北福祉大(仙台6大学野球)の杉沢龍外野手(22=東北)が1日、仙台市内の同大で担当の上村スカウトらから指名あいさつを受けた。杉沢は「緊張しました。開幕1軍を目指してやっていきたいと思います」。手渡された中嶋監督の直筆サイン入りドラフトIDパスを手に笑顔を見せ、気持ちを新たにした。

2つの大きな目標を打ち立てた。「3拍子そろった選手を目指してやってきた。1年間を通してトリプルスリーを達成し、最終的には2000本安打を目指したい」と言い切った。4年春には打撃タイトル3冠王を受賞し、走攻守の3拍子がそろったみちのく屈指の好打者だ。出席した牧田編成部副部長は「天才的なバットコントロールを持っている。プロに入ってもすぐ対応できる」と太鼓判を押した。

大きな刺激をもらった。オリックスが26年ぶり日本一に輝いた10月30日。杉沢は寮のテレビで歓喜の瞬間を目に焼きつけた。「来年はあの舞台(日本シリーズ)に自分が立っている」。ルーキーイヤーからリーグ3連覇の一翼を担う覚悟で、プロの世界へ飛び込む。