日本ハム近藤健介外野手がFA宣言した場合、西武が獲得に乗り出すことが5日、関係者への取材で分かった。通算打率3割7厘のヒットメーカー。複数球団が獲得調査を進めており、争奪戦は必至だが、西武も参戦する。

外野手のレギュラーを固定できていないチーム状況で、補強ポイントに合致する。ドラフト1位でも早大外野手の蛭間を指名。今季の近藤は故障離脱で規定打席に到達しなかったものの、99試合で打率3割2厘。球界屈指のバットコントロール、選球眼を備える左打者が加われば、打線の厚みが増すだけでなく、悩まされていた外野の核となる。

FA宣言した森とは引き続き、誠意を尽くし、残留交渉を重ねていく。森の流出阻止と同時に近藤の獲得も強化プランに入れる。近年の西武は主力のFA流出が続いた一方で、獲得は限られていた。松井監督が率いる新体制。フロントも一体となって、4年ぶりのリーグ制覇に向かって、戦力補強を本気で進めていく。

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