「令和の怪物」が初めて日の丸を背負う。侍ジャパンのロッテ佐々木朗希投手(21)が8日、代表初マウンドへ意気込んだ。

栗山英樹監督(61)が会見で「侍ジャパンシリーズ2022」として10日のオーストラリア戦(札幌ドーム)に先発を託すと明言した。今季、完全試合を達成した右腕は「まずは打者の反応だったり、特徴を感じながら試合の中でアプローチしていけたら」と力を込めた。

4日から東京ドームで活動を開始したチームで、登板機会はなかったが、他球団の選手と交流。U18日本代表でもチームメートだった同学年のオリックス宮城や巨人大勢らと交流を深めた。「普段敵として戦っている選手とチームとして戦っている。コミュニケーションとりながら、いつもと違う景色で見てます」と変化を感じている。

ここまで札幌ドームでの登板経験はなく、来季の日本ハムの本拠地移転にともなって、札幌ドームで最初で最後の登板になる可能性がある。この日は立ち投げでマウンドを確認。「高さだったり硬さは特徴があると思うので、そこはちょっとだけ確認できた」と万全の準備でオーストラリアを迎え撃つ。