秋季キャンプ第3クールに入った阪神は10日、本塁突入の走塁練習を行った。走塁時には五角形のホームベースの上半分を隠し、捕手寄りの三角形のみを走者に触らせるように指導した。岡田彰布監督(64)はコリジョンルールなどに触れつつ、現代流の走塁方法を語った。また、自身が早大時代に行ったという練習なども回顧した。

一問一答は以下の通り。

 

-本塁の上半分を隠して、捕手よりの三角形の部分をタッチする走塁練習をした

「今は、コリジョンかなんかでな、ブロックないからな。スライディングもちょっと違うわな。(ホームに)めっちゃ近いもんな。見とったらな。ブロックされへんからな。あんなん、昔なら骨折やで。両方骨折してるわ、あんな近いスライディングは。そのへんは違うな。ルール的に、変わったんやな」

-終盤でどうしても1点必要な時に

「ゴロゴーのときも言ったけど、もっとライン入らなあかんわな。ちょっとでもまっすぐいける道を探さなアカン」

-練習から位置取りをやる必要がある。

「微妙やろ。何センチか分からんけど、まっすぐ行くのとちょっと斜めから入っていくのと。ちょっと遠なるやんか。俺らの時もやったがな、大学の時に。早稲田戦法や。ゴロゴー」

-早大のときもああいう練習を

「やったやった。ゴロゴーは。ラインにまっすぐにな。ゴロゴーの時はな。なんでか分かる?」

-無駄をなくしたり

「だから、キャッチャーの距離感分からんようにするやんか。ゴロゴーやけど、バッター打たんかったら、サードに戻るのもな、背中に当たるやんか。スローがな。でも(三塁線から)離れとったら、そのままサードに投げられるからな。サードランナー飛び込めとか、早稲田の時にようやったよ」

-本塁に頭から行くのはありか

「知らん。勝手に頭から行ったんや(笑い)。知らんよ」

-練習自体の発案は

「コーチ、コーチ。今のユニホーム破けへんな。昔やったらすぐ破けたのにな言うとったんよ。昔やったらすぐ破けとったよ。みんな、あんな硬いとこ滑ったら」

-代走でよく出ている熊谷とかはうまく見えた

「いやうまいっていうか、足の速いヤツはうまく見えるんや、そんなん(笑い)。スピード感があるからな。結局そういうことやんか。足の遅いのがなんぼええスライディングしても、うまく見えないんよ」

-同点の8回1死三塁ならギャンブルスタートのサイン出すか

「俺のときはそんな、あんま出さんかったけどなぁ。今年か、うーん。それはちょっとわからへんけどなぁ。ちょっとまだそこまでは聞いてないよ。そんなん2月でええかなって思ってたけど。そういう実践のサインとかな。だからまぁ、別に、ギャンブルスタートということはゴロしか打てへんいうことやろ。ヒット打ってくれたら別にゆっくりホームにかえってきてくれたらええねんやから。確実に外野フライ打ってくれるとかな。だからそれはチームの方針やけど。バッティング技術を上げたほうが早いかもわからん。ギャンブルなわけやから。ひょっとして、そら、なぁ、ギャンブルいこうと思って滑って、キャッチャーからタッチアウトいうのもあるわけやん。だからギャンブルスタートいうくらいやからなぁ。それやったらサードゆっくりして、どっちみちヒットか外野フライ打つ技術を磨いた方がええかもわからんやろ、バッターの。その方が安心して見てられる。それはバッターと走者の兼ね合いやな。クリーンアップのところでギャンブルスタートなんかする必要ないし」

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