ヤクルト山下輝投手(23)が22日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の1400万円(金額は推定)でサインした。

昨年のドラフト1位左腕は、指名直後に左前腕の疲労骨折が判明。リハビリからのスタートとなったが、9月30日の広島戦(マツダスタジアム)で8回途中5安打無失点でプロ初勝利を挙げた。またオリックスとの日本シリーズ第5戦(京セラドーム大阪)でも先発し、5回7安打3失点と貴重な経験を積んだ。

「今年1年はリーグ優勝には何ひとつ貢献していないので、来年しっかり3連覇に貢献できるように頑張りたい」と話し、100点満点中30点という厳しめの自己採点。来年は1年間通して投げ続けることを目標に掲げた。

日本シリーズでは吉田正に直球をソロ本塁打され「防げた1点。あそこで真ん中に入るストレートは一番ダメだった」と課題を残した。来季に向けて「ストレートで押すピッチングを大学時代まではやっていた。またスピードを上げることをこの冬、目標にもしている。そういうスタイルに来年はしていきたい」。平均で147~148キロ程度出るように原点の直球を磨き、勝負の2年目に向かう。

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