ヤクルト小川泰弘投手(32)が24日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の1億6000万円で契約を更改した。来季が4年契約の3年目となる。

今季は25試合に登板し、8勝8敗、防御率2・82。チームではただ1人、規定投球回をクリアし、先発投手陣をけん引した。リーグ2連覇を支えた右腕は「日本一を目指して戦ってきた中で、リーグ連覇できて、充実したペナントだったと思うんですけど。日本シリーズ、悔しい思いが残っている。チーム全体で、もう1回底上げをして。自分もしっかり成長して。来年につなげたい」と話した。

来季の目標を色紙に「日本一」と記したエースは「2ケタ勝利はしたいですし、規定も軽く超えていきたいですし。防御率も今年より下げて。しっかり1試合1試合、試合を作って、チームに貢献していきたいです」と静かに意気込みを示した。(金額は推定)