日本ハム上沢直之投手(28)が、新球場を満員にすることを誓った。25日、応援大使を務める北海道・南幌町の南幌小を訪問。「来年エスコンフィールド北海道へ応援に来てくれますか」との問いかけに、児童の一人から「やだ」とまさかの声が…。それでも2児の子を持つ「イクメン」上沢は「見に来てもらえるように頑張る。楽しいと思えるようになったらぜひ来て」と切り返し、会場を盛り上げていた。

その後訪れた南幌中では、キャッチボールをするなど交流した。生徒からの「(7月に誕生した)長男が野球選手を目指したいと言ったらうれしいか」と質問されると、「やりたいと言ったらうれしいですけど、僕が目指してほしいとは思わない。つらいところも知っているから」と複雑な心境を明かした。それでも、「子どもの思い出になるかなと思う。できたらいいですね」と、新球場で長男とお立ち台に上がることを目標の1つに掲げた。

トークショーでは来季の目標を15勝以上と宣言した。「優勝を目指すためには15勝ぐらいはしないとだめだと思ってます」。その目標を達成すべく、今オフは投球動作の改造を図る。12月に単身渡米し、米シアトルにある施設「ドライブライン」を訪れる予定。同施設は投球の動作解析を行う設備が充実していることで知られる。「今のままではまずいと思ったシーズンだったので、一度全部ぶち壊して、新しいものを手に入れるために取り組んでいきたい」と語った。【石井翔太】

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