ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が26日、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に意欲を燃やした。日本を代表する“ミスターフルスイング”は「なかなか経験することはできないものなので、チャンスがあればと思っています」と、包み隠さず明かした。

約4カ月後に迫る世界大会。エンゼルス大谷翔平投手(28)も出場する意思を示しており、両者が代表に選ばれれば14年の日米野球以来9年ぶりとなる。「もちろん(一緒に)出たら楽しいと思います。あとはコンディション次第」。球界屈指のアーチストたちが競演するかもしれない。

21年の東京五輪では金メダル獲得に貢献した。世界を知る柳田でも、メジャーでしのぎを削り合うスターたちが国・地域を代表して対抗するWBCは特別だ。「オリンピックは最高でした。でもWBCはまた違った素晴らしい大会」。同じ国際大会のサッカーW杯では、23日に日本が強豪ドイツから大金星を挙げた。「すごいなと。かっこいいなと思いました」。サムライブルーの活躍も刺激になった。

この日は佐賀・武雄市で野球教室に参加。今季は想定体重よりも約10キロ重い100キロ前後で開幕を迎えていたことも明かし、「時間はたくさんある。無駄にしないようにトレーニングしたい」と引き締めた。来季目標は14年以来の全試合出場と、18年以来の30本塁打。パーフェクトボディーで、侍ジャパンも大台もたぐり寄せる。【只松憲】

○…中継ぎエースを狙う松本が、チェンジアップの完全習得を目指す。「シーズン中はあまり投げられなかったので精度を高めたい」。今季は主に「7回の男」として44試合に登板し、直球は自己最速を更新する156キロを計測した。抜き球があれば投球の幅はさらに広がる。「ストライクゾーンの中で勝負ができるようになる。見逃されてもストライクになるような球は大きい」と、今後も投げ込みを重ねる。

○…甲斐野が野球教室で思わぬ失態を犯した。着用するはずだった試合用ユニホームをペイペイドームに忘れ、「鷹の祭典2022」の特別ユニホームで代替。背中にはフェルトペンで「KAINO」「20」と手書きしていた。開会のあいさつでは小学1~6年生に「当日の準備じゃなくて、前日に準備していくようにね」と自虐ネタにして反省していた。

 

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