日本ハムのドラフト5位、立正大・奈良間大己内野手(22)が意外なルーティンを明かした。26日、札幌市内で行われた新入団発表会見に出席。野球以外の特技を問われた奈良間は「自分は頭に血が上るのが好き。ガーッと上るのが好きなので、3点倒立がめっちゃ好き。よろしくお願いします」と明かし、会場を沸かせた。

奈良間が3点倒立を行うのは「試合前とか」だという。「頭に血を上らせると、いい感じになるので、よくやってます」と、赤裸々に明かした。頭に血が上れば、クラクラしてしまいそうだが、「それが逆に、いい感じになるので。(いつから始めたかは)記憶にないですけど、気付いたらやってました」と、緊張をほぐすリラックス法の一環として取り組んでいた。

このエピソードの披露に驚いたのは大渕隆GM補佐兼スカウト部長だった。会見では毎年恒例の選手紹介を担当。その際に、熱いプレーが持ち味の奈良間の性格について「まさにファイター。ファイターがファイターズにやってきてくれました」と表現するとともに「ただ、面白いことに意外と人見知りだということです。自分を出すのに1週間かかるそうですので、今日のインタビューは、お手柔らかにお願いいたします」と、説明していた。

しかし、ふたを開ければ奈良間がノビノビと3点倒立の話をしていた。その姿に大渕同部長は「奈良間って本当に人見知りなのかなぁ…」と言って首をひねったが、人見知りであることは確かなもよう。試合前に行っていた3点倒立は「裏とか見えないところで。恥ずかしいので」と、人見知りらしいエピソードも追加した奈良間。「本当に明るい球団だと思うので、その中で自分も明るくやっていけたら」と、人見知りを乗り越え、プレースタイル同様に積極的にチームに溶け込むことを誓っていた。