阪神原口文仁内野手(30)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、600万円アップの3100万円で更改した。

不退転の覚悟で臨んだシーズンだった。今年から捕手登録を外れ、内野手登録に変更。6月に新型コロナに感染し2軍生活が続いたが、シーズン終盤は主に「5番一塁」で勝負強さを発揮した。

逆転CS進出に大きく貢献。33試合で打率3割2分4厘をマーク。2本塁打、10打点と存在感を示した。

「8月、9月みたいな活躍をするためにファームでやってきたつもりでした。そこでチームに勝ちをつけれたり、そういう打点をあげれたのはよかった」とうなずいた。

打撃フォーム改造がプラスになった。一振りで仕留める確実性を強く意識した結果、ノーステップに近い形に。「少ない打席で結果を出していかないといけないというところで、ミスショットを少なく、なんとかしようというのでそこに至ったので、思い切りやってよかったと思います」と説明した。

来季に向けてはすでに、左翼守備への再挑戦にも着手している。「もちろんファーストを守って、外野もね。きたるべきチャンスに向けて準備したい」と力強い。「監督も変わって、新しいタイガースになって競争が生まれる中で、今年の成績は全く関係ないと思う。しっかり準備してアピールして、結果を残してスタメンで出て行けるように頑張りたい」と誓った。(金額は推定)

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