巨人の菊地大稀投手(23)が29日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み300万円アップとなる年俸700万円でサインした(金額は推定)。

今季は育成契約から4月29日に支配下登録され、新潟・佐渡島出身の初のプロ野球選手として注目された。1軍で16試合に登板も「入団時の目標である支配下は達成できたが、そこからもう1ランク、ステップアップできなくて悔しいシーズンでもあった」と振り返った。

球団から来季について「8回を任せられるように」と期待を受けた。それに応えるビジョンは持っている。「自分の良さでもある打者に向かって行く気持ち、真っすぐ、スライダー、フォーク、特にフォークにもっと磨きをかけたい。オフのトレーニングに取り組むにあたって、自分の良さを伸ばしていきたい」。

自主トレはトレーナーを付けて山にこもり、山を駆け抜けるという。オフのテーマは体のキレ。「8回の男」になるべく「勝ちパターンを任せてもらえるように、優勝、日本一に向かってやっていきたい」と意気込んだ。