ヤクルト原樹理投手(29)が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1200万円増の3800万円(金額は推定)でサインした。

今季は22試合に登板(先発20試合)し、自己最多の8勝を挙げてリーグ連覇に貢献した。それでも「野手の方にすごく援護してもらったので…」と個人成績には満足していない。今オフの課題には「体を良い状態にして練習がしっかり出来れば、技術もついてくる。スライダー、カーブ、チェンジアップも去年に比べたらぜんぜん(ダメ)なので、全部の精度を良くしたい」とウエートトレーニング、体幹、走り込みなどで筋肉量アップも目指す。

色紙に来季の目標を求められると「投げることをしっかりやるようにすることは当たり前なので」と、「ホームラン」と記した。「小川さんみたいにホームランを打って勝ちたいなと。ホームラン打って、抑えて、格好良いと思いましたし。ホームが神宮なのでチャンスはあると思います。もしかしたら…」。高校、大学、プロと本塁打経験はないが、今年6月に「投手の決勝本塁打での1-0勝利」を41年ぶりに記録したエース右腕・小川泰弘投手(32)の背中を投打で追う。【鎌田直秀】

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