巨人から現役ドラフトで広島に移籍することが決まった戸根千明投手(30)が9日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、広島ファンへあいさつした。

赤の背景に広島の球団ロゴなどを載せ「広島カープの関係者の皆様、そしてファンの皆様 これからよろしくお願いします」「カープのために精いっぱい投げていきます!!」と意気込みを書き込んだ。

戸根は14年ドラフト2位で日大から巨人に入団。今季は9試合の登板にとどまり、0勝0敗、防御率5・02。11月25日の契約更改では、「今年はふがいなかったので、セットアッパーをもう1度取りに行きたい。リーグなら50試合(登板)。投げダルマくらいに投げまくって、文句一つ言わずに投げられたら男として格好良いと思う」と覚悟を示していた。

現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会の数年にわたる話し合いの末、今オフから導入。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組みとなっていた。

▽広島新井監督(沖縄で名球会総会に参加中、戸根指名の報告を受け) 彼は体にパワーがある。僕も対戦したことありますけど、1番いいところは、打てるものなら打ってみろという投げっぷり。経験もあるし、楽しみにしています。

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