「現役ドラフト」が9日、非公開のオンライン形式で行われ、DeNA細川成也外野手(24)が中日に指名され、移籍が決まった。

球団を通じ、細川は「このたび、中日ドラゴンズに移籍することが決まりました。ベイスターズでの6年間、多くの方々に支えていただき本当に感謝しています。そして、ファンの皆さまの応援がすごく心強かったです。今後は新天地で活躍している姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思います」とコメントした。

細川は右の大砲として長打力が魅力。今季は、18試合出場で、わずか20打席、打率5分3厘に終わったが、唯一放った安打がホームランとパンチ力は健在だ。

チームメートで同学年の山本祐大捕手(24)は、横浜市内で行われた「横浜ポルタPresents横浜DeNAベイスターズトークショー」に参加したが、イベント前に細川から連絡があり、「今まで一緒にやれてすごい良かった。セ・リーグだし、対戦する機会も増えると思うから、その時はよろしくね」と伝えた。「仲良くて、ずっと一緒にやってきたので寂しい気持ちはあります。成也も中日で試合に出ると思うので、対戦した時には楽しみながらしっかり抑えたいと思います」。直接対決が出来る日に向け、まずはポジション争いにお互いが挑む。【鎌田直秀】

◆細川成也(ほそかわ・せいや)1998年(平10)8月4日生まれ、神奈川県出身。明秀学園日立から16年ドラフト5位でDeNA入団。17年10月3、4日中日戦で高卒デビュー2試合連続本塁打。同年日本シリーズで初打席初安打。20年2軍で本塁打王、打点王、最高出塁率。179センチ、93キロ。右投げ右打ち。外野手。来季推定年俸990万円。

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