現役ドラフトで日本ハムからソフトバンクへの移籍が決まった古川侑利投手(27)が日本ハムを通じてコメントを発表した。「トライアウトでBIGBOSSに声をかけてもらい、一度あきらめかけたプロの世界に戻るチャンスをいただきました。BIGBOSSをはじめ球団の方々には感謝しかありません。登板するたびに北海道のファンの皆様の温かい声援が本当に力になりました。チームは地元九州のソフトバンクに移りますが、変わらぬご声援をいただければと思います。ファイターズファンの皆様、短い間でしたけど、応援してくださり、本当にありがとうございました」。

佐賀出身の古川侑は巨人から戦力外となった昨オフ、参加した12球団合同トライアウトで視察した新庄剛志監督(50)の目に留まり、育成選手として日本ハムへ入団。今季は開幕前に支配下登録を勝ち取り、開幕1軍入り。中継ぎとして34試合に登板して0勝1敗3ホールド、防御率4・08という成績を残した。11月30日には札幌市内の球団事務所で今季年俸750万円から550万円アップの1300万円で契約更改していた。(金額は推定)

◆古川侑利(ふるかわ・ゆうり)1995年(平7)9月8日、佐賀・武雄市生まれ。有田工3年夏に甲子園出場。13年ドラフト4位で楽天に入団。14年9月14日の西武戦でプロ初登板し、18年6月5日の巨人戦で5回1失点でプロ初勝利を挙げた。19年7月に巨人へトレード移籍。21年オフに12球団合同トライアウトを経て日本ハムへ入団した。通算82試合登板で6勝15敗、防御率4・99。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。

【一覧】現役ドラフト 楽天オコエが巨人、阪神陽川が西武 ソフトバンク大竹が阪神など移籍