広島は9日、第1回「現役ドラフト」で巨人戸根千明投手(30)を指名した。

大卒ドラフト2位入団した1年目に46試合登板するなど、プロ8年間で通算158試合登板を誇る左腕リリーバー。森浦、塹江ら救援左腕の負担軽減に貢献できる実力の持ち主だ。

松田オーナーは「いいんじゃないか。球のキレもいいし。巨人が取らなかったらドラフトでうちが取っていたかもしれない選手」と納得顔。鈴木球団本部長も「左はそんなに豊富じゃない。左が1枚いればいい」とうなずいた。

◆戸根千明(とね・ちあき)1992年(平4)10月17日生まれ、京都府出身。石見智翠館-日大を経て14年ドラフト2位で巨人入団。16年3月、台湾との強化試合で日本代表入り。投手だが20年には野手にも挑戦した。174センチ、100キロ。左投げ左打ち。来季推定年俸1800万円。

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