現役ドラフトで、ソフトバンク大竹耕太郎投手(27)の阪神移籍が決まった。球団を通じ「寂しい思いはありますが、選手としては、新天地でひと花咲かせようという気持ちになっています』とコメント。「阪神はホークスと同じようにファンが熱いチーム。伝統もあり、あの甲子園で投げられると思うと今から気が引き締まります」。済々黌(熊本)時代に2度踏みしめた聖地での躍動を夢見た。

早大から17年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。18年途中に支配下登録された。19年は開幕ローテーション入りし5勝を挙げるなど通算10勝をマーク。20年以降は大きな故障もなく、2軍で好成績を残したが、1軍登板の機会に恵まれなかった。ソフトバンク三笠GMは「ここ1、2年は2軍でしっかり調整してくれながらも、なかなか1軍での機会が与えられていなかった。いいチャンスにしてもらいたい」と送り出した。

◆大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年(平7)6月29日生まれ、熊本県出身。済々黌2年夏、3年春の甲子園出場。3年春は常総学院を完封。早大では東京6大学リーグ通算11勝。17年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。18年7月に支配下登録され、8月1日西武戦で初先発初勝利。184センチ、87キロ。左投げ左打ち。投手。来季推定年俸2000万円。

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