ロッテ藤原恭大外野手(22)が、メジャー挑戦する吉田正尚外野手(29)から学んだ。「1日道場」への入門はレッドソックス入りが報じられた8日のこと。「プロの中でも1番2番の選手だと思っているので、本当に勉強になったというか、来季につながる1日だったと思います」と手ごたえを口にした。

理想像を真横で拝んだ。「あれだけフルスイングしてミートできるというのは日本球界でも数えるくらいしかいないですし、僕もそこを目指してやってきているので」。打撃に限らず、備えも学びだらけ。「トレーニングからして全然違うなと。体を使うのが本当にうまくて。ウエートトレーニングも打撃につながる動きをした方がいい、と言われて」。背番号1に変えた今季、わずか1本塁打。「後がない」と焦るオフに大きな刺激になった。

10日は川崎市内で野球教室に参加。子どもたち相手にも「タイミングを取るのは難しいです」と苦笑したが、藤原もそこをクリアできればチームの顔になれるだけの存在だ。派手な数字は掲げず「数字で勝ってレギュラーを取りたい」と、1軍定着を何より求める。正念場のプロ5年目は近い。【金子真仁】

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