阪神は16日、新外国人としてシェルドン・ノイジー外野手(28=前アスレチックス3A)と来季の契約を結んだと発表した。

推定年俸は130万ドル(約1億8200万円)で、背番号は今季限りで現役を引退した糸井嘉男氏(41)が付けていた「7」となった。

ノイジーは球団を通じ「このたび、阪神タイガースからオファーをいただき、ただただ光栄です。歴史と伝統のあるタイガースの一員になれることに非常に興奮していますし、タイガースの勝利に貢献できるように頑張ります。タイガースにはこのような機会を与えていただいたことに心から感謝していますし、チームが必要とする役割を、しっかりまっとうしていきたいです。新しいチームメート、そしてタイガースファンのみなさまと日本でお会いできることを楽しみにしています」とコメントした。

ノイジーは今季はアスレチックスに所属し、メジャー自己最多の89試合に出場。打率2割1分4厘、4本塁打、26打点。メジャーでの結果を残せていないが、指揮官が「確実性がある」と認める打撃力でマイナーでは今季25試合で驚異の打率3割9分8厘をマーク。同通算でも517試合で打率2割9分9厘と、中距離砲として申し分ない成績を残している。

指揮官は「今はレフトは外国人で考えてる」と話しており、現時点での開幕左翼が有力となっている。

阪神は救援右腕のジェレミー・ビーズリー投手(27=前パイレーツ)、先発右腕のブライアン・ケラー投手(28=前レッドソックス3A)、右の長距離砲ヨハン・ミエセス外野手(27=前レッドソックス3A)に続き、4人目の新助っ人獲得となった。来季は2年目のカイル・ケラー投手(29)を含め、助っ人5人体制で臨む見込みだ。

 

◆シェルドン・ノイジー 1994年12月10日生まれ、米テキサス州出身。オクラホマ大から16年メジャードラフト2巡目でナショナルズから指名され契約。マイナーを経て17年にアスレチックスに移籍し、19年にメジャー初出場。21年はドジャースでプレーし、22年は再びアスレチックスに移籍。今季は内野の全ポジションを守ったほか、投手としても3試合に登板した。身長183センチ、体重105キロ。右投げ右打ち。