阪神は17日、来季のチームスローガンを発表した。
「A.R.E.」(エー・アール・イー)
ローマ字読みをすると「アレ」となる。岡田彰布監督(65)が就任初日に「今日だけは優勝と言うけれど、明日からはアレで」と話し、その後チームに定着し、世間でも認知されてきた「アレ(=優勝)」への強い思いを、目で分かる形に表現した。
このスローガンには「個人、チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく」という思いが込められた。
就任1年目から18年ぶりの「アレ」を目指す岡田阪神にぴったりのスローガンとなった。
◆アレ オリックス監督時代の10年、交流戦で選手が意識しすぎないように「優勝」とは言わず「アレ」という表現を使用。コーチや報道陣まで「アレ」と表現し、初優勝を飾った。今回、阪神で第2次政権を指揮するにあたり、選手やファンに向かって何度も伝えた。今では選手たちも「アレに貢献できるよう頑張ります」と使うようになった。
◆阪神過去のスローガン
▼85~96年 3F(フレッシュ、ファイト、フォア・ザ・チーム)=85~87年吉田義男、88、89年村山実、90~95年中村勝広、96年藤田平(代行除く)
▼97~98年 ハッスル!ハッスル!ハッスル!=吉田義男
▼99~01年 T・O・P野球(T=トータル、O=オブジェクトレッスン、P=プロセス)=野村克也
▼02~05年 NEVER NEVER NEVER SURRENDER=星野仙一、岡田彰布
▼06~08年 Be the Best For the Fans(最高をめざせ!そしてファンのために!)=岡田彰布
▼09~11年 Focus on this play,this moment!!(そのプレイ、その一瞬に集中せよ!)=真弓明信
▼12~14年 Go for the Top 熱くなれ!! =和田豊
▼15年 Go for the Top as One=和田豊
▼16年 超変革 Fighting Spirit=金本知憲
▼17年 挑む Tigers Change=金本知憲
▼18年 執念 Tigers Change=金本知憲
▼19年 ぶち破れ!オレがヤル=矢野燿大
▼20年 It’s 勝笑 Time! オレがヤル=矢野燿大
▼21年 挑・超・頂-挑む 超える 頂へ-=矢野燿大
▼22年 イチにカケル!=矢野燿大