ロッテの小島和哉投手(26)が19日、千葉市中央区の鶴沢小学校での「マリーンズ算数ドリル贈呈式」にプレゼンターとして出席し、約80人の児童にマリーンズ算数ドリルとキャップを寄贈した。

ドリルには選手らも登場し、野球に関する問題などでヒントをくれる場面もある。体育館の壇上でチームマスコットのリーンちゃんと一緒にドリルを手渡した小島は「冬休みの復習に使っていただいたらうれしい。帽子をかぶって1人でも多く球場に来て応援してください」と勉強とロッテの両立を願った。

自身の小学校時代を「算数は抜群に得意だった。音楽はダメでしたけれど…」と振り返りながら、「勉強は嫌いじゃなかったし『やることをやって遊びなさい』という親の教えだったので、宿題などを早めにやって早めに終わらせて外に行く生活だった」と成績アップのコツも伝えた。

入団4年目の今季は先発ローテを1年間守って防御率3・14と合格点をマークしたものの、勝敗は3勝11敗とマイナス要素。自身初の2ケタ勝利を挙げた昨季に比べ、勝利に直結する投球が出来なかった反省がある。昨季まで巨人でプレーした左腕C.C.メルセデス投手(28)も加入するなど競争もあるが、「右バッターに真っスラみたいに入ってくる軌道はいいなと思っている。聞いて仲良くしてもらえるようにしたい」とプラスに捉えている。

来季に向けては、体力強化を中心に準備を進めている。「来年はしっかり勝ってチームを引っ張っていけるように頑張っていきたい」。勝利を計算出来る投手として、吉井監督からの100点満点の評価を得るつもりだ。【鎌田直秀】

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