オリックス山本由伸投手(24)の球団最高6億円超えはなるか。今季年俸3億7000万円の山本が27日、大阪市内で来季の契約更改交渉に臨む。

オリックスの過去最高年俸は、15~18年の金子千尋で各年6億円。今季リーグ連覇と日本一に大貢献した右腕に更新の期待がかかる。

NPBで年俸6億円に達した選手は過去11人。最年少は来季6億円のヤクルト村上の23歳で、来年25歳の山本が続けば2番目の若さとなる。なお史上初は02年松井秀喜(巨人)6億1000万円。NPB最高年俸は田中将大(楽天)の9億円で、21年から継続中。(金額はいずれも推定)

<今季の山本の活躍>

◆4冠 昨季に続いて、最優秀防御率、最多勝、勝率1位、最多奪三振のタイトルを獲得。この4部門で2年連続はプロ野球初。

◆タイトル10個 19年の防御率、20年の奪三振を加え、山本が獲得したタイトルは10個。投手4冠部門のタイトル(表彰がない時代を含む)は金田(巨人)の16個が最多で、10個以上は9人目。

◆MVP 2年連続で受賞。パ・リーグの連続受賞は94~96年のイチロー(オリックス)3年連続以来。パの投手では76~78年の山田久志(阪急)3年連続以来。来季も選ばれれば、球団の大先輩たちに並ぶ。

◆沢村賞 2年連続の選出は、菅野智之(巨人)17~18年以来6人目。両リーグの投手が選考対象となった89年以降、パの投手が連続受賞したのは初めて。

◆ノーヒットノーラン 6月18日西武戦で達成。阪急時代から数え、球団9人目、10度目。

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