年末恒例の「言葉の力」を、今年は3回に分けてお届けします。担当記者たちの心に響いた野球人たちの声で2022年を振り返りましょう。第1回はセ・リーグからの言葉です。

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巨人原監督「どこかで老け込みつつある私自身、逆にその悔しさというものが奮い立たせてくれた。このままで終わってたまるかと。新しい情熱というか、血液の中に燃えたぎるようなものが出てきたなというのが今シーズンでした」(10月4日、山口オーナーとの会談で来季続投の正式要請を受諾。4位からの逆襲への覚悟が熱い言葉に見て取れる=浜本卓也)

 

巨人中田「仮の4番って言ったら申し訳ないですけど、誰がどう考えても、4番の席っていうのは和真の席なので」(4番に座った8月14日広島戦で15号先制2ラン。不振に苦しむ岡本和の心境を気遣った=為田聡史)

 

巨人中島「年齢どうこうとか言われんように。打席立ったら年齢は関係ない。気持ちは常に若い。打席行ったら常に打ちたいし、守っててもアウトにしたい」(4月27日DeNA戦で球団史上最年長の1号満塁弾でベテランの意地を誇示=為田聡史)

 

巨人立岡「競争が激しい中でどうやって自分の価値を出すかを一生懸命、毎年考えている。正直、苦しいことばかりで、いつかこういう時が来ると思ってやってきた」(4月9日ヤクルト戦の延長10回に自身初の1号サヨナラ弾を放ちプロ14年目の苦労人がしみじみ言った=為田聡史)

 

巨人坂本「思ったよりいいね」(開幕を2日後に控えた3月23日、左脇腹痛で離脱を強いられた。開幕絶望の中、ジャイアンツ球場での調整を再開した初日、軽めのキャッチボール後の一言はとてつもなく前向きだった=為田聡史)

 

巨人山崎伊「(右肘をトミー・ジョン)手術してここまで本当にしんどい時間もありましたが、初勝利することができて、いろんな人に支えていただいたと思うので、もっともっとチームの勝利に貢献できるように頑張っていきます」(4月28日、東海大時代に右肘の手術前最後の登板となった横浜スタジアムでプロ初勝利を挙げた=小早川宗一郎)

 

巨人山崎伊「あざーす、あざーす。(はじめてのお立ち台の光景は?)えー、まあ投げている時と一緒ですね(笑い)」(5月18日、東京ドーム初勝利を挙げて初のお立ち台で脱力感のあるコメント。ファンの間でも話題に=小早川宗一郎)

 

巨人菅野「僕の良さを一番理解してくれてると思いますし、いろいろなボールを使えるのが一番強みだと思う。状況を把握して自分の調子も把握してくれてるので、そこが彼の良さじゃないですかね」(6月2日、“スガコバ”バッテリーで白星を挙げ、大学時代から知る相棒の小林を称賛=小早川宗一郎)

 

巨人赤星「ちっちゃいころから応援してもらっていたので、初勝利を挙げられて本当に自分としてもうれしいですし、ウイニングボールは親にあげたいと思います」(4月3日、プロ初勝利を挙げ、テレビで見守った母笑子さんと闘病中の父篤志さんへ感謝した。息子の晴れ姿を見届けた父は翌日、天国へ旅立った=小早川宗一郎)

 

巨人赤星「父がずっと見ててくれると思うので、全力プレーをするというのと、あとは自分のために家族がまだ応援してくれているので、家族のためにも頑張りたいなと思います」(4月17日、亡き父篤志さんへの言葉。プロ初勝利を挙げた同3日の翌日、58歳で亡くなった父と家族への思いを口にした=小早川宗一郎)

 

巨人井上「ヒーローインタビューのときに内海さんのことを言ったらよかったんですけど、それが浮かばなくて…。これからもどんどん勝って、内海さんに恩返ししていくので、見ていてください」(9月23日、プロ初勝利を挙げるもヒーローインタビューで自主トレをともにした師匠・西武内海への感謝を言い忘れ、囲み取材でメッセージ=小早川宗一郎)

 

巨人直江「何度も失敗してやっと1つ上には行けたのかなと思う。そこには自分の力じゃない、他の人の支えが大きかったと思います」(8月13日、4年目、通算8度目の先発で念願のプロ初勝利を挙げて感謝があふれた=小早川宗一郎)

 

巨人堀田「ここに来るまで手術もありましたし、リハビリもあったんですけど、家族だったり友達だったりトレーナーの皆さんのおかげでやっと1軍の舞台で投げることができた。今日はうれしさをかみしめながらマウンド、ピッチングができました」(3月31日、プロ初登板初勝利を挙げ、右肘のトミー・ジョン手術から復活した喜びと周囲への感謝を吐露=小早川宗一郎)

巨人戸田「なかなかチャンスも少なかったですし、その中でチャンスをつかもうと思ってた。今日はすごい良い1日だったかなと。本当に1球1球が勝負だと思っているので、1球1球を大事に投げたいと思います」(4月2日、リリーフ登板からプロ初勝利。育成入団からチャンスをつかんだ=小早川宗一郎)

 

巨人大勢「ちょうどアクエリアス飲んでたんですけど、やっぱり1年目というのもありますし、自分が口つけたやつだったので、コロナ的にもあんまりよくないなと思ったので、ポケットにしまいました(笑い)」(4月9日、立岡のサヨナラアーチでプロ初勝利が転がり込む。ベンチで大喜びも、ウオーターシャワーは冷静に遠慮した=小早川宗一郎)

 

巨人平内「自分の人生なので。プロ野球選手でいる期間はそう長くない。野球を楽しんでやりたいと思って」(4月21日、ドラフト1位で入団も、結果を出せずに苦しんだ1年目を経てのプロ初勝利を喜んだ=小早川宗一郎)

 

巨人長野(前広島)「一から人間関係を構築することが最初は不安だったんですけど、気がつけば4年間で、倍の信頼できる仲間たちができた」(11月3日、巨人への無償トレード発表。4年間在籍した広島への思いに思わず涙=前原淳)

 

広島上本「下馬評では多くの人に最下位と言われているみたいですけど。そんなん関係ねえ。やっちゃろうや!」(3月29日、阪神戦後のお立ち台にて。“やっちゃろうや”はシーズン序盤の合言葉となった=前原淳)

 

広島新井監督「カープって大きな家の中でお前たちがいるから家族同然だと思っている。みんなで強くなって、みんなで優勝する、みんなで日本一になりたい」(11月14日、秋季キャンプ合流初日に選手の前で訓示=前原淳)

 

広島栗林「シーズン序盤とシーズン最後の大事な試合で自分が負け投手になったから結果的に5位という成績に終わってしまった」(12月20日、0勝2敗31セーブ、防御率1.49も、契約更改会見で発した一言に守護神としてのプライドを感じた=前原淳)

 

広島白浜スコアラー「耐えることがすべてではないけど、勝っても負けても原因や要因はある。1人で喜ぶこともあったが、1人で悔しがることの方が多かった。勝つ喜びのためにすごく汗水を垂らした。喜びはそう簡単に味わえないが、日々の練習を一生懸命やってほしい」(10月22日、控え中心の現役19年を終えて後輩たちへ=前原淳)

 

清原和博氏「生きていて良かった」(2月22日、PL学園の後輩、中日立浪監督の計らいで沖縄・北谷キャンプ来訪が実現。ラインで監督にメッセージ=伊東大介)

 

中日立浪監督「自分の(記録での記念)ボールはお世話になった方に飾ってもらえる。チームがくれたボールは大事に家に飾ります」(3月27日、開幕から2試合連続逆転負けし、3戦目の巨人戦で初勝利。就任初のウイニングボールを受け取る=伊東大介)

 

中日立浪監督「顔を見ていても全く精彩がない。戦う顔をしていないんで外しました」(5月4日、DeNA戦で空振り三振の後、守備でも精彩を欠いた京田を試合途中に名古屋へ強制送還=伊東大介)

 

中日根尾「よし、やるか、という気持ち」(6月15日、本拠地練習で。交流戦終了後に立浪監督からの投手転向を命じられ初の取材対応=伊東大介)

 

中日石川昂「村上さんの本塁打を見てやり返そうと思った」(4月5日、ヤクルト戦7回に村上に同点3ランを打たれた直後の8回先頭で決勝プロ初アーチ=伊東大介)

 

中日和田1軍打撃コーチ「理想は教えない。こう打ちなさいよと言わない。(僕も)きっかけを教えてもらったが、最後は自分自身で見つけないといけない。理解して練習して、実戦に生かさないことには身につかない」(12月14日、正式就任会見で指導法を聞かれ=伊東大介)

 

中日高橋宏「(村上は)相当怖かったですが、四球で逃げることはしたくなかった。やるしかないと思っていた。きょうは真っすぐがよかったです」(9月22日、ヤクルト戦で56号王手の相手に3打数無安打2三振を奪うなど7回1安打無失点で6勝目=伊東大介)

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