中日の新選手会会長の柳裕也投手(28)、同副会長の藤嶋健人投手(24)が17日、吉川球団社長ら球団幹部とともに愛知・犬山市の成田山名古屋別院大聖寺を必勝祈願で訪れた。

選手会長として新年初仕事の柳は、自主トレ先の宮崎・都城市から前夜に戻り、この日に戻る強行軍。「ドラゴンズに関わる全ての方の健康と活躍と幸せをお願いした」と話し、「個人的には肩書を背負ったり、つく方が力に変えられるタイプ」と話し、チームのけん引役として、気持ちを引き締めた。

21年に投手2冠の柳は昨季、先発陣の軸を期待も25試合9勝11敗、防御率3・64。「個人としては、キャリアハイの数字を残したい」と無冠からの巻き返しに力を込めた。立浪監督は今季も、大野雄、小笠原、楽天から加入の涌井、高橋宏、松葉とともに先発6人衆として期待。「先発投手全員でバチバチやり合って、チームを引っ張っていけたらいい」と、選手会長として、12年ぶりのV奪回を見据えた。

藤嶋は会計から副会長の大役を担う。「新しい選手も入ってた。年齢も柳さんに比べて近い。いろいろ聞いてくれたら、過ごしやすいようにしてあげたい」と、若手の兄貴分としてフォローする意識を口にした。