日本ハムの吉田輝星が今季、2桁勝利を目指す。

三重県内でともに自主トレを行っている楽天の則本昂大に股関節の使い方などフォームの指南を受け、「遠投がきれいになった。投げたい球が投げられていると思う」と効果を実感している。

則本からは「2桁いったれ」とハッパをかけられたといい、吉田は「まずは早く先発として1勝したい。それ(2桁勝利)ができたら一番理想かなと思う」と語った。

 

<吉田の自主トレ>

▽19年 ドラフト1位として鎌ケ谷での新人合同自主トレに参加した。初日に700人のファンと34社83人の報道陣が集まるなどフィーバー。期間中は5度ブルペンに入るなど、精力的にトレーニングした。「すごい充実した1カ月だったなと思います」と自己評価した。

▽20年 鎌ケ谷で自主トレを公開。「すごく伸びている真っすぐなので、ああいうのが投げられれば楽だと思う」と「火の玉ストレート」で知られる阪神・藤川の動画をヒントに最大の武器である真っすぐの強化に着手していることを明かした。

▽21年 キャンプより一足早く沖縄・名護に乗り込み、自主トレを実施。「キャンプ中盤に調子を合わせればいいという立場じゃない」とキャンプ初日からアピールするため、早めに体を仕上げた。

▽22年 前年同様、名護で先乗り自主トレを行った。21年はわずか登板1試合に終わっただけに「去年以上にアピールしないといけない立場」と危機感をあらわにした。炭水化物の摂取を抑える「ケトジェニックダイエット」に取り組んでいることも明かした。