楽天田中将大投手(34)が25日、楽天モバイルパークで自主トレを公開。試行錯誤しながら投球フォームの変更に取り組んでいることを明かした。ブルペンでは左足の上げ方や、左手の使い方を変更したフォームで16球を投じ「今のところ順調にきてると思います」と手応えを口にした。

進化のための変化を恐れない。日本復帰1年目の21年は4勝、2年目の昨季は9勝に終わり、7日の契約更改では「自分の感覚的にはガラッと変える感じ」と決意を示していた。変更の詳細は明かさなかったが「周りで見ている人も思うということは、本人の中では全然違う」と説明。その上で「もちろん今は完成形じゃない」と、さらなる改善を図っていく。今やチームでも年長の立場となるが「衰えているとかは感じていない。だからこそ、まだまだ出来ると思うし、今やっていることがうまくいけば、また変わっていくかな」と前を向いた。

復帰3年目。あと10勝に迫る日米通算200勝については「シーズン早い段階でクリア出来れば。それはチームが勝つことになるので、おのずといい順位にいることが出来ると思うので」。新たなフォームを探りながら、勝利のために尽くしていく。【鈴木正章】

○…田中将大が出場を熱望していたWBCの代表から外れたことを明かした。侍ジャパン栗山監督から「(代表)30人の中には入ってないという趣旨の連絡はありました」と話した。09年、13年の同大会に出場した右腕は「もちろんWBCは見るだろうし、もちろん応援する」と話した。