日本野球機構(NPB)の公式記録員である山本勉氏の著書「球跡巡り-球史を刻んだ球場跡地を歩く-」が27日、理工図書株式会社から発売された。

NPB公式サイトで連載中のコラム「球跡巡り」を書籍化したもの。プロ野球の公式記録員として34年、3500試合を超すスコアを記した著者が、後楽園スタヂアム、松山市営球場、平和台野球場、大阪スタヂアム、宇都宮常設球場、東京スタヂアム、香椎球場など、時代とともに消えた55の球跡(スタジアム)をたどった“もうひとつのスコアカード”となっている。プロ野球公式戦開催全289球場一覧などのデータのほか、懐かしの野球場、世相を反映した貴重な写真も多数掲載している。

日刊スポーツ評論家の山田久志氏は、釜石小佐野球場について「全てはここで学んだ。釜石に行ってなかったら間違いなくその後の野球人生はなかった。感謝しても、しきれないです」と推薦のコメントを寄せている。

税込み1980円。