阪神の沖縄先乗り合同自主トレに助っ人としては異例参戦したヨハン・ミエセス外野手(27=レッドソックス3A)が30日、フリー打撃に臨んだ。

午前11時15分頃、井上とともに打撃ケージへ。7スイング目の左翼への柵越えは推定130メートルの特大弾だった。47スイングで3発。三塁でミエセスの打球を受けながらフリー打撃を見守った佐藤輝も「ワーオ!」と驚きの声をあげていた。

安打性の当たりは25本。無理に飛距離を出そうとせず、鋭いライナーを連発した。

ミエセスは2021年の東京五輪にドミニカ共和国代表で出場。3位決定戦の韓国戦(横浜)では元阪神の呉昇桓投手から左翼に特大2ランを放ち勝利に貢献した。岡田監督もマイナー通算140発の長距離砲に大きな期待を抱いている。怪力の片りんを早速、沖縄で見せつけた。

120キロの巨漢はこの日の午前9時32分に宜野座のキャンプ地に到着。若手主体の先乗り自主トレに新助っ人が参戦することは異例だ。

26日に虎助っ人5人の中で一番乗りとなる来日。翌27日に入団会見を行い「優勝に導けるようにやりたい」と意気込んでいた。メジャー経験はないが、ジャパニーズドリームをつかむため、気合十分。2月1日のキャンプインへ向け準備OKだ。