西武渡辺勇太朗投手(22)が1日、埼玉・所沢の球団施設で自主トレを行った。ブルペンで25球。新調したスパイクが合わず「今日はやばかったです」と苦笑いしたが、大きくなった体から球威十分に投げた。

昨秋のシーズン終了後、高橋光成投手(25)とともに肉体強化に励んだ。「筋肉量が上がって、体脂肪が減って、体重が増えてっていう一番いい形になれたので」。特に1・5キロ増えたという筋肉量には手ごたえを感じている。

期待されながら、昨季はわずか3試合の登板に終わった。「悔しいシーズンでした。オフに入った瞬間から今年に向けて3カ月半やってきたので。一番いい投手になるつもりでやっているので」。今季も本格派右腕として、先発候補に期待されている。

浦和学院(埼玉)時代のチームメート、ドラフト1位の蛭間拓哉外野手(22=早大)と同じユニホームを着て、6日に宮崎・南郷でA班でキャンプインする。「この(練習)施設に2人でいるのが若干違和感というか変な感じしますけど」と笑いつつ「2人で頑張れたらなと思います」と、大きくなった体で夢見ていた。【金子真仁】

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