ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)が「SDGsな投手」を目指す。

4日、キャンプ地がある浦添市内を観光し、水産養殖研究センターではサンゴの苗作りを体験。環境保全の一環で苗を3~6カ月、同施設で養殖した後、海に戻す。約3年でこぶしサイズに成長し、卵が産めるサンゴになるという。これまで環境保全活動に触れたことはなく「非常に勉強になった」と目を輝かせた。

持続可能な社会を目指すための開発目標=SDGs。吉村が目標とするのが43歳で球界最年長の石川だ。前夜、焼き肉店で行われた投手会では同席し、質問攻めに。「石川さんは投げてるというよりボールを操っている。僕も長年活躍できる投手になり『てだこ』のように輝きたい」。浦添の言葉で「てだこ」とは「太陽の子」。40代まで持続可能な大投手になるために、ルーキーのキャンプを有意義なものにする。

○…ドラフト5位北村恵吾内野手(22=中大)が3冠王村上に刺激を受けた。完全休養だったこの日は浦添市内を観光。プロ初のキャンプ第1クールを振り返り、村上と一緒にノックを受けたことに「一ファンだった選手が目の前にいるのは違和感だったけど、打撃も守備も本当にすごい」と語った。緊張気味だったところ「気にせず声を出していきなよ」と声をかけられ、「助けられてます」と笑った。

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