阪神前川右京外野手が沖縄・うるま市の2軍キャンプで、逆襲への号砲を打ち上げた。

右翼レギュラー候補として期待され、1軍キャンプが決定していたが、直前に左上肢のコンディション不良で2軍スタート。フリー打撃では、カーブマシンを相手に会心の当たりを連発し、37スイング中16本の柵越え打を放った。「下半身のキレであったり、重点的なタメ、間の作り方は以前に比べてだいぶ感覚が良くなってきている」。見つめた和田2軍監督も「右京、いいよ。スイングはキャンプインした頃より数段シャープになっている」と目を細めた。

ノースロー調整は続いているが、回復は順調。1軍キャンプ参加を逃したことで悲壮な決意で練習に取り組んでいる。「自分でチャンスを逃した。ワイワイやれないし、覚悟を持ってやらないといけない。高卒2年目、まだ大丈夫とかいう話もあるけど、自分の中では本当に勝負。取り返すつもりでやっている」。3月中旬のオープン戦出場に照準を合わせ、2軍で地道に練習に取り組む。

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