東京6大学・慶大の新入生たちのメンバー入りをかけたサバイバルが始まった。

11日、横浜市内で練習を実施。堀井哲也監督(61)は「これだけ期待ができる新入生がそろうのは久しぶり。大事に育てたいですし、早く戦力になってほしい気持ちもある。見極めが大事になる」と期待を寄せた。

新入生は2月から練習に参加。体力面を考慮し、チームと別メニューでのスタートとなるが、大阪桐蔭・別所孝亮投手は違った。

入寮翌日から「チームと同じメニューをやらせて下さい」と直訴。一度は断られたが、再度お願いして許された。「いち早く慣れたかったので、チームに混ざって練習をやりたかった。それで入れてもらいました」。ランニングメニューでは先頭に立つこともあり、堀井監督は「珍しいこと。高校生に引っ張られると、大学生も『うかうかできない』と感じていると思う」と明かした。

文武両道を志し、高校では中日・根尾らも学んでいたトップクラスに在籍。「大学の最高峰のリーグで自分を磨きたい」と慶大を志し、AO入試で合格した。「高校で日本一になったので、大学でもとりたい。4年後のプロを目指して、焦らずにやっていきたい」と意気込んだ。