中日立浪和義監督(53)が、大砲候補の長打に表情を緩めた。

ロッテとの練習試合(北谷)にDeNAから移籍した細川が5番左翼、2年目鵜飼が6番DHで出場。初回2死一、二塁で細川がロッテ先発岩下から先制の2点適時二塁打を放ち、鵜飼が岩下の初球を左翼に運ぶ2点本塁打で続いた。「いい攻撃だった。ああいう初回チャンスをものにするとね。いい形が出た」と監督は目を細めた。

就任1年目の昨季はリーグ最少の414得点で、最下位に沈んだ。「(大島)洋平もアキーノもいるが、やっぱり選手層も厚くしておかないといけない」。今季の外野は中堅岡林、右翼は新助っ人アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)、左翼大島が基本線だが、主力の故障や不調にも対応でき、代打起用などで攻撃力向上につながる若手の活躍を喜んだ。

11日の韓国サムスン戦で今季対外試合1号も放った細川は「アピールしないといけない立場」と鼻息も荒い。鵜飼も今季30本塁打を目標に掲げる。2年目福元も3打数3安打で、代打候補に急浮上。立浪監督は「期待感の持てる選手が打線にいると楽しみ。どんどん使っていくので、自信につなげて欲しい」と大きな期待を寄せた。【伊東大介】

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