阪神岡田彰布監督(65)率いる新生タイガースが18日、沖縄・宜野座春季キャンプ第5クール初日にDeNAとの練習試合を実施した。先発の才木、6回から登板した西純はともに3回無失点と力投した。ただ、岡田監督が厳しさを見せた場面も。2点リードの9回、5番手で岡留を登板させたが、ストライクが入らず死球、暴投、四球と無死一、二塁とピンチをつくり、わずか10球で降板させた。
指揮官の一問一答は以下の通り。
-才木は引き続き、きょうも真っすぐの威力もあったが
「そうやなあ。まあ、あの辺はそら抑えるんちゃうか」
-西純もですか
「うん。先発で投げているやつはええよな。3イニング」
-キャンプも折り返しを過ぎて疲れとかもあると思うが、真っすぐの威力はある
「まあ、どうやろ、あの、あいつらは若いけど。なあ。先発としてやっていこうというのが見えるやんか、姿が。それは順調にここまで。まあ、紅白は投げたけど、なあ。相手チームになあ。違うチームとしては、今日は初めてやけど、ちゃんと投げてくれている。こっちが思っている力を出してくれているよなあ」
-開幕カード当たり相手ですが、そういうところは関係ないですか
「いやいや。それは、まだわからへん。今日のメンバーはピッチングコーチが決めよったから。だから。そんなん開幕とかはまだまだ先やん」
-そろそろ投手も野手も見極めて、ふるいにかける段階
「いやまあ、そうよ。だから、みんなキャンプ初日から特打ちとか、練習をやって。今度、こないして練習試合にせよ、ゲームの中でどんなバッティングができきるかやからな。結局は」
-岡留の交代の意図は
「いや、悪影響及ぼすからな、チームに、ああいうのは。最初の5球でもな、全然お前」
-岩田の起用もシーズンではあり得る
「いやいや、そんなん予備だけやろ。だから、予備は入れてるけどな、岩田と石井やったかな。だから、だって選手は生き残りかけてるのに助けたる必要ないと思うよ。それは言うたけどな。そらお前、もう1軍のメンバーでな、チームとしてな、前のピッチャーを助けたるのはいいけど。まだ、あいつら生き残りをかけてるその現状やからな。ほんまにチームとしてやるんなら右の時に右ピッチャーいくやんか。だから、現状で勝ち負けなんか関係ない。ランナーがどうかよりもバッターに対してどう投げるかが今の段階やんか。それで1軍の戦力になる、ならない、そないして見極めていくわけやから」
-岡留は入れ替えの対象か
「いや、そら分からん。まだ話してないから」
-浜地や加治屋は順調か
「そら順調やろ、なあ。ブルペンのボール見てもええし、それがゲームになってもちゃんとして、結果も出るわけやからな。そういう選手はやっぱ使っていかんとな、1軍戦力としてな」
-主力不在だが、DeNAの印象は
「まぁ、1試合ではなぁ。今日のメンバーでは分からへんけどなぁ。なんか…まぁええわ(笑い)。まぁまぁこれから。今度もオープン戦で当たるしなぁ」