東都大学リーグ2部の東洋大が2日、上武大とオープン戦を行い6-8で敗れた。

今秋ドラフト上位候補の細野晴希投手(3年=東亜学園)は、対外試合で今年初登板した。5球団のスカウトが見守る中、先発し3回4安打4失点。「4点取られてしまったけどインコースに投げられたり、カットボールで三振がとれて良いところもあった」と前向きに振り返った。ソフトバンクの宮田善久スカウトは「変化球の精度は上がっている。最初にしては順調だと思う」とコメントした。

この日は風速10メートル以上の強風で、投球に苦戦する場面もあった。「こんなに風の強い日に投げるのは初めてだったので対応できなかったけど良い経験だった」とプラスに捉えた。

同じくドラフト上位候補とされる上武大・進藤勇也捕手(3年=筑陽学園)とも対戦し2打席目に左前打を打たれた。「ツーシームを投げようと思ったけど風で失投気味だった。それを逃さないのがさすがだと思った」と話した。

自己採点は「10点」と苦笑い。四死球も二つ与えており「昨年から課題のフォアボールを直しつつ、焦らず徐々に上げていければ」とリーグ戦に向けて調整する。【星夏穂】