先発転向する西武平良海馬投手(23)が12人を完全に封じた。DeNA戦の2番手で登板。150キロ超の高め直球とスライダーなどの変化球を自在に操り、4回を無安打6奪三振。松井監督も「素晴らしいのひと言ではないでしょうか」と絶賛した。この日の最速は155キロ。全力ではなく「9割5分投球くらいでやってます」と平良は話す。それでも「そこの方が空振りが取れるのがデータで出ていますので。むしろ安全じゃないかなと思って投げています」と、高め勝負を選べるほど球質は充実している。

イニング間はベンチで休み、直前に4~5球だけ野手投げでキャッチボール。「前回そこ(イニング間のベンチ横)でちょっとダラダラ投げすぎて、疲れたというかダラっとしてしまったので」と登板準備にも創意工夫。今後は開幕へ徐々にイニングも増える。先発でも無双が期待される。

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