巨人を応援する財界人を中心とした有志で構成する「燦燦会」総会が7日、都内ホテルで行われた。1軍首脳陣、選手が一堂に会したのはコロナ禍前の19年以来4年ぶりとなる。

読売新聞グループ本社渡辺恒雄代表取締役主筆(96)は車いすで登壇。「日本シリーズを9連覇した1965から1973年は平均で5・1%(読売新聞の発行)部数が伸びている」と12年以来の日本一を厳命した。さらに新戦力を自ら名指しして期待を寄せた。ここまでのオープン戦の状況を踏まえ、左翼定位置争いを繰り広げるオコエ、ベテランの松田、育成左腕の横川の名前を挙げた。

集まった約200人の参加者の前で原監督は自信をみなぎらせた。「開幕のスタメン、開幕投手は、まったくの白紙です。しかし、レベルの高い中で競い合っている。今のところ、これほどチーム力が上がることを感じる年はありません」とここまでの調整に手応えだけを強調。「発行部数も増えるように頑張ってまいりますので1年間、よろしくお願いします」と締めた。

○…副主将の吉川は力強く決意表明した。「昨年の悔しい思いが強く持って、今シーズンは全員で戦いたい。リーグ優勝、日本一を奪回できるように、そして原監督を胴上げできるように、選手全員頑張っていきますので、今年1年間、声援よろしくお願いします」と式を締めくくった。