独立リーグのBC・埼玉は8日、元ロッテ清田育宏外野手(37)と練習生契約を結んだと発表した。2年ぶりの現役復帰となる。

自身のインスタグラムで「この度ルートインBCリーグ、埼玉武蔵ヒートベアーズさんと練習生契約をしていただけることになりました。今までもたくさんの方にお世話になりました。もう一度野球をさせていただける機会を頂き本当に感謝しております。全力でプレーしてチームの優勝に貢献できるように頑張ります。みなさんに応援していただけるように頑張ります。これからもよろしくお願いいたします」(原文まま)と投稿した。

市柏から東洋大、NTT東日本を経て09年ドラフト4位でロッテに入団。10年の日本シリーズで、新人ながら6打点を挙げる活躍で日本一に貢献し、優秀選手賞。15年は自己最多の15本塁打を放ち、ベストナイン、ゴールデングラブ賞。20年に史上13人目の全打順本塁打を達成した。

20年秋のコロナ禍での内規違反などで21年1月に無期限謹慎処分を受け、5月に契約解除となっていた。 同年11月に、新型コロナ禍での規律違反などを理由にしたロッテの自身との契約解除を巡って、計約9700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたが、今年2月に自身のインスタグラムで球団と和解したことを報告。「千葉ロッテマリーンズ球団との裁判は、両者にとって円満に和解する形で終わることができました。こちらが訴訟を取り下げ、裁判外で和解しました。いま一度自分をしっかり見つめ直し、これまでお世話になった方々に恩返しができるよう、また多くの方々の力になれるよう、いろいろなことをやっていきたいと考えています」などとコメントしていた。