関西学生野球の春季リーグ記者発表会が15日、大阪市内で開かれた。全6大学が現時点での開幕投手を発表。連覇を狙う関大は昨秋MVPの金丸夢斗投手(3年=神港橘)が指名された。

現時点での開幕投手を尋ねると、全大学が公表した。関大はプロ注目左腕の金丸。早瀬監督は「去年の経験と、今年に入っての取り組みと投げているボールを総合的に考えて」と説明した。

昨秋2位の同大は右腕の真野凜風(りんか)投手(4年=天理)。花野監督は「本人は先発の経験が少ないが、真野を中心にやっていくしかない」と説明した。

昨秋3位の近大は左腕の寺沢孝多投手(4年=星稜)。田中監督は「唯一リーグ戦の経験があるのが寺沢。投手のリーダーとして取り組み方は真摯(しんし)。技術の向上もしてきたので、人間性と技術をかみ合わせて」と説明した。

昨秋4位の立命大は右腕の谷脇弘起投手(4年=那賀)。後藤監督は「自分がエースになる自覚を持って取り組んでくれた。秋のリーグ戦後の取り組みの成果も出てきた」と説明した。

昨秋5位の関学大は左腕の執行(しぎょう)大成投手(4年=県伊丹)。本荘監督は「一番リーグ戦経験を持っている執行(しぎょう)ですので、すなわちそれまで彼にはたくさん投資をしてきたつもり。4年生としてしっかり頑張ってほしいという思い」と説明した。

昨秋6位の京大は右腕の水江日々生投手(4年=洛星)。近田監督は「京大はずっと水江しかいない。他の選択肢は水江がけがする以外はない」と託した。