楽天ドラフト2位の小孫竜二投手(25=鷺宮製作所)が、“初リリーフ”を無失点で切り抜けた。

1点を追う7回に3番手として登板。先頭岡林にいきなり中前打を浴びたが、続くカリステを右飛に打ち取った。浜には二ゴロで走者を二塁へ進め、アキーノの2球目では暴投。2死三塁のピンチを招いたが、三ゴロでしのいだ。直球は最速152キロをマークし、力強い投球で中日打線に立ち向かった。

これまで中継ぎでの登板はあったが、先発調整を見据えて、長いイニングを投げてきたが、1イニングのみの登板は初めて。石井監督からは「1イニング限定になるのか、5イニング投げていくのかというので、気持ちの入れ方は違う。体の出力の出し方も違う。その辺は器用なピッチャーなので、うまく対応はしてくれた」と高評価だった。

他にもドラフト6位林優樹投手(21=西濃運輸)や、内星龍投手(20)ら1軍定着を狙う若手も登板。指揮官は「ベース3つ使って抑えてくれればいい。シーズン入ったらそういう気持ちでいってもらえればいいかなと思います。失敗を恐れずにしっかりとストライクを投げきって、バッターと対峙してほしいですね。精神的に揺られることなく、あたふたすることもなく」と、思い切った投球を期待していた。

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