ロッテが20イニングぶりの得点で先制したが、逆転負けを喫し、3連敗でオープン戦を終えた。

「1番右翼」荻野貴司外野手(37)が中前安打で出塁すると、「2番二塁」中村奨吾内野手(30)が中日柳の初球を捉えて左中間への適時二塁打。わずか5球で得点を奪った。中村奨は「いい形で打てましたし、長打でランナーを返すことが出来たので良かったです」と会心の一打だった。

だが、2回以降は、チーム合計8安打で2得点と拙攻が目立った形。吉井理人監督(57)にとっても、侍ジャパンの投手コーチとして世界一に輝いたWBCから帰国後、指揮を執った3試合で白星は挙げられなかった。

それでも「まず一番は積極的にいこうということ。良い感じにはなってきている。選手の準備は出来ている。あとはこっちの作戦になってくるので、選手と私でもミーティングをしていきたい」と、開幕までの期間で修正していく決意だ。

開幕3戦目(4月2日ソフトバンク戦)の先発が予定されている美馬学投手(36)が先発登板し、3回に5安打を浴びて7失点。吉井監督は「アキーノに(2回に)1発打たれてから少し具合が悪くなっちゃってね。1イニングで30球以上投げたので代えましたけれど、そんなに心配はしていません」と話した。

チームは28日から3日間練習を行い、31日の開幕を迎える。【鎌田直秀】

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