新生岡田阪神が、開幕白星スタートを飾った。岡田彰布監督(65)にとっては、阪神では08年10月12日の中日戦以来、公式戦5283日ぶりの勝利となった。

エース青柳が抜群のピッチングをみせた。最速149キロの直球とツーシームを武器に、両サイド、高低を使い分け、4回までパーフェクトピッチング。6回は1死一、二塁から林を三邪飛に打ち取ったところで降板。6回途中2安打1失点の好投だった。

打線は序盤に猛攻をしかけた。両軍無得点の2回、先頭大山が中前打で出塁すると、佐藤輝が左翼線への二塁打でチャンスメーク。森下が三塁手林の失策で出塁し、無死満塁から梅野が先制の左前適時打を記録。なおも無死満塁から小幡が中前への適時打で2点目、1死満塁から近本が左犠飛を放ち、3点を先取した。

さらに3点リードの4回1死一、三塁からは、9番青柳が一塁線へ絶妙なセーフティースクイズを決め、追加点をたたきだした。

7回は4番手のK・ケラーが2点を失い、2点差に迫られた。ただ、8回2死三塁から小幡が左前適時打を放ち、リードを3点に広げ、最後は守護神湯浅が締めてプロ初セーブ。昨季開幕9連敗と大苦戦した阪神が、大事な初戦で貴重な白星をもぎ取り、好発進を決めた。

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